2021年7月4日・5日に茨城県で聖火リレーが行われました。
2日目(7/5)の古河市でのリレーにおいて、当蔵社長が聖火ランナーとして聖火を繋いでまいりました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、無事に大役を務めてまいりました。
当日の様子はNHKライブストリーミングにてご覧いただけます。
https://sports.nhk.or.jp/olympic/torch/events/20210705/
【(株)西岡本店 代表取締役 西岡 勇一郎からのご挨拶】
コロナ禍におけるオリンピック開催の是非について様々な意見があります。
今回、様々なご縁が重なり聖火ランナーの大役を仰せつかり、コロナ禍ということもあり一瞬お引き受けするかどうか迷いました。
しかしながら、これまで俯瞰より眺めていただけの平和の祭典に我が身を投じてみることで、何か今後の人生を考える上で得るものがあるのではないかと思い引き受けることと致しました。
実際に参加して感じたことは・・・
聖火リレーは広い意味で世界平和を願う「生命のリレー」なのだということです。
これまで観覧者として見て来た聖火リレーは単なるお祭り騒ぎのようでした。
しかし、それは間違っていました。
今回の聖火リレーでは全国で約1万人のランナーが聖火を繋いだわけですが、その一人一人は実はとても深い思いや信念を持って参加しているのです。
かく言う私も、これまでの人生における紆余曲折、震災復興、町づくり活動を通した自分おこし・・・など、私なりに考える「復興五輪」「世界平和」を胸に抱き臨みました。
私とともに古河市を繋いだ他の8人のランナーそれぞれに、とても熱く深い思いを胸に、各自わずか200mの距離を2分間かけて繋ぎました。
オリンピックの商業主義を揶揄する風潮があるのは存じています。しかし出場する選手や聖火ランナーやボランティアスタッフの方々の思いは、そんな商業主義とはかけ離れたとても崇高なものだということがよく理解できた体験でした。
ほとんどの方がこの思いに直接触れることができないことが悔しいですが、我々のような実際に体験した者がそれを伝える使命を与えられたのだと理解しています。
コロナ禍における開催は確かに是非が問われても仕方ありません。
しかし、オリンピックそのものの理念やそこに人生をかけているアスリート、そのアスリートに勇気づけられて生きる人々・・・
色々な課題を抱えてはいるものの、沢山の人々の思いを乗せて開催される平和の祭典はこれからも開催され続けていって欲しいと願います。
Tokyo2020はほとんどの競技が無観客ということで、大変残念ではあります。
しかし、コロナ禍の開催は、オリンピックというものの存在意義を考える良いきっかけになったのではないでしょうか?
これまで同様の開催手法であれば、世界の人々がここまで開催について深く考えることもなかったはずです。
Tokyo2020を機に、これからのオリンピックがより良いものになることを切に願います。
※これは西岡勇一郎本人の私見であり、当蔵の運営方針と必ずしも一致するものではありません。
※西岡本店は東京オリンピック Tokyo2020を応援しています。