真壁のこと

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筑波山の北側に位置する桜川市真壁町

鎌倉時代より続く真壁城の城下町として栄た真壁町。戦国・江戸・明治・大正と続く真壁の街はこの地方における文化・産業の中心地として栄え、茨城県内で唯一の「伝統的建造物群保存地区」を有し、伝統的な建物だけでなく、そこに住む人々の心意気を身近に感じることができる珍しい町です。

街並み(中村家)

中村家住宅

中村家は真壁で最も古い旧家の一つであり、寛文9年(1667)には繰綿を扱う仲買人を営んでいたことが資料に残っています。現在残る主屋と文庫倉、薬医門及び築地塀はいずれも明治期に建てられたという貴重な建造物で、明治43年の陸軍大演習の際には中村家に閑院宮が宿泊されたほど格式が高い建物です。

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旧真壁郵便局
(きゅうまかべゆうびんきょく)

旧真壁郵便局は、真壁中心部にある建造物で、昭和2年、国立第五十銀行(現常陽銀行)真壁支店として建設されたものです。昭和31年からは、真壁郵便局(特定郵便局)として昭和61年まで現役で使用されていました。現在は、内外部に郵便局時代の面影を残したまま、町並み案内所として利用されています。

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今も残る伝統の祭り

真壁祇園祭

400年の歴史を持つ御所駒瀧神社の祭礼の一つで、国の無形民俗文化財に選ばれています。100人以上の御興行列が街中を歩く姿は当時を偲ばせます。また夜には華やかに飾られた4台の山車が若衆たちに曳かれて街に繰り出す姿は必見です。

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真壁のおもてなし
主役はみなさんです。

平成14年の暮れ、町おこしを考える数名の住民有志からの「寒い中、真壁に来てくれる人をもてなせないか」というひと言から、「街中にお雛様を飾ろう」という発想が飛び出しました。

今では、お雛様が約160軒に飾られるようになり、観光客も10万人を超えるようになりました。
もともとの始まりが「真壁に来る人をもてなそう」ですから、住民の皆さんが当たり前のようにおもてなしをしています。しかし何といっても最大のおもてなしは “語り”です。住民が真壁のことを語り、観光客との会話を楽しみます。
物売りばかりが目立つ観光地に比べ、物売りよりも“おもてなしの心”を大切にする真壁の人たちの姿は、日本の懐かしい心の風景なのかもしれません。

※写真提供:桜川市観光協会

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