東日本大震災・・・
あれから10年。
震災当時、敷地内の蔵の屋根は波打ち、八棟ある土蔵のほとんどの屋根のふきかえを余儀なくされました。
当蔵は幸運なことにお酒の被害は微々たるもので、人的被害も無く被害のほとんどは設備関係でした。
あっという間の10年。
絶望から徐々に這い上がって来たところでの新型コロナ感染拡大。
色々なことを考えさせられながら、この時代に蔵を任された者の宿命として、ただひたすらに黙々と今を大切に前を向いて進んで行こうと思います。
そのようにしてこの蔵は240年続いてきたのだと思いますし、これからもまたそのように脈々と受け継がれていくのだと思います。
東日本大震災で亡くなられた多くの方々に心よりお悔やみ申し上げます。